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TGSと士業

 「お知らせ」の方にも書いていますが、東京ゲームショウに行ってきました。このイベント、木曜から4日連続で開催されるのですが、前半2日はビジネスデイ、後半2日が一般公開日です。去年もそうしたように、土曜日の一般公開日を選んで、行ってきました。
 この選択肢、たいへんな熱気を体感できるという点ではよかったのですが、営業的には目論見が外れてしまいました。インディーズコーナーで知り合いを増やそうと狙っていたのですが、あまりの人の多さに、名刺など出している場合じゃなかったのです。企業様も、多くの(未来の)顧客に作品を知ってほしくて出展しているわけで、そこに割り込むわけにも行きませんよね。ただその分、多くの学校の先生にご挨拶をすることができました。もしかしたら、今この文章を読まれているかも。どうもありがとうございました。

 さて、ゲームショウには、私の知る限りでは、士業の出展はありません。ただ、これは出遅れているといえる状態ではないかと思います。私は行政書士ですが、これは著作権登録を担当する仕事です。他、大手による技術の囲い込みが進む特許分野の動向を見る限り、弁理士の必要性も大きいと言えます。さらには、これから起業を志す若者のことを考えると、中小企業診断士の存在意義も大きいでしょう。インディーズにはこうした士業によるサポートが欠けていると思うのです。大手は既に弁護士/弁理士による手厚いサポートを受けており、場合によっては社内にすら抱えています。そうした大手とも同等の立場で対峙しなければならないのがインディーズ。ここに手助けするというのは、とても意義深いことでしょう。とはいうものの、「まず隗より始めよ」と名のりを上げるには当事務所の営業規模はささやかすぎるわけで……どこか出展する事務所さんがあったら尻馬に乗れないかな、などと思わないでもありません。
 ところで、あらためて会場マップを見ると、ビジネスソリューションと名付けられたコーナーが。一般公開日にはもう撤去されていて、単なる休憩スペースになっていたのですが、本来はここに出展するという選択肢もあったのですね。実現は1年後とはいえ、ちょっと真剣に考えてみたいと思いました

TGS2023にて