今年、おそらくは実施することになる懸案事項が一つあります。事務所名の変更です。ご覧の通り「クリエイターズ・フェロー」という事務所名を名乗っているのですが、これがちょっと使いづらくなっているのです。
当事務所は「クリエイター向けの行政書士事務所」を標榜しています。特にこのWebだけ見ていると、それ以外のものではありえないような感じですね。でも、実際には、これは仕事の半面に過ぎません。専業化以来、遺言や相続など家族法務を対象に、地域に根ざした活動にも積極的に取り組んできていまして、今後もさらに力を入れていきたいと思っています。こうなると、事務所名が合わないものになってきたのです。
具体的な名称ですが、略称として使ってきた「クリフェ」を正式名称化するのか、それとも“クリエイター”部分を取り去って「フェロー」とするのか、どちらかといったところでしょうか。あるいは全然別の名前―例えば「やまだの行政書士事務所」とか―を名乗るというのも面白そうですが、まあ別に今の活動をスパッと辞めてしまうわけではないので、避けたほうが懸命ですね。
では「クリエイターズ・フェロー」はもう終わりなのかというと、これはこれで別展開を考えています。具体的には、法人化。「合同会社クリエイターズ・フェロー(仮称)」を設立、現在の当事務所の「クリエイターの支援」部分を業務に組み込んでしまうというものです。
この場合、士業とは別枠でずっと続けている仕事も、加わることになりますね。講師業です。こちらも週5日・2校計10コマ&大学の特別授業と、結構太く続けているのですが、実はそこでのポジションは必ずしも“法律家”ではないのです。むしろゲームの企画職としてのキャリアを踏まえた、クリエイター向けの内容(ディレクションやプロデュースなど)が、時間的には半分以上となっています。
そして、既存の学校での講義に限る必要もありません。Webや動画配信そして対面でのワークなど、自分の側からの発信だってできます。長年取り組んできたノウハウや人脈というものもあり、「学校でも塾でもない、新スタイルの教育サービス」を展開していくことももちろん可能です。
という訳で、新クリエイターズ・フェローを、「プロはもちろん、ホビーや志望者まで含め、全てのクリエイターをサポートする」という位置づけでスタートすることができるのではないかと思うのです。こちらは、行政書士事務所という枠から自由になることで、ぼく個人を離れて展開させていくことも可能です。いろいろなビジネスのプラットフォームとなることもできるでしょう。
そんな訳で、名称変更だけなら行政書士会への届出ですぐにでもできるのですが、派生ビジネスの準備が進まないことには切り替えられないわけで、なかなかたいへんそうです。いつから改名……と明言できないのですが、がんばって進めていきます。