記事

サイト改造計画

 使い慣れたソフトのUIが何の予告もなく変更され、実に不愉快な思いをすることがあります。以前はOfficeがひどかったのですが、最近ではクラウドサービスに顕著です。向こうは「マーケティング対策だよ、自動車のモデルチェンジと同じさ!」なんて思っているのかもしれませんが、ソフトウェアの使い勝手というのは、車で言えば運転装置に相当するのです。アクセルとブレーキの位置がしょっちゅう代わっていたら、迷惑この上ありません。

 さて、こんな話から始めるのは、サイトの改造を考えているからです。
 開業して3年を超えました。このサイトは、途中でWordpress環境に移行し、その時に外観を変えたりもしたのですが、ディレクトリ構造は立ち上げ時と同じです。開業前のイメージで構成、そこに納めるコンテンツを作ってアップし、開業後はブログおよびその他のコンテンツを書き足してきたわけです。それが、これから進めていきたいことと、合わなくなってしまいました。
 前にも書きましたが、民事法務――相続、遺言、家族信託、遺贈寄付など――を、従来の業務と並ぶ主要な仕事として、打ち立てたいと思っています。再構成するのなら、「著作権」「クリエイターや小規模起業家の支援」「民事法務」という3本柱となるでしょう。である以上、サイト自体もこれに応じた構成に変更したいのです。

 ここで一つ問題が。SEO対策というものです。私はそれほど熱心ではありませんが、それでもわざわざ不利になるようなことはしたくありません。ディレクトリ構成の変更というのは、この点で問題なのです。それ以前との連続性が断ち切られてしまうわけですね。性質上「日常的にアクセスしている」なんて人はいないはずのサイトですが、サーチエンジンのロボットという数少ない「常連さん」のために頭を悩ますというのは、皮肉なものです。
 どのみちコンテンツを先に作らなければいけないので、結論は少し先延ばしにできるのですが、まあ悩ましいものですね。

]]>