具体的には、膝。今シーズン初のスキーに行って転倒、右膝を激しく捻ってしまったのです。下山も自力ではできず、パトロールの橇で下ろしてもらいました。名古屋に戻ってから本格的に医者に行ったのですが、ここで膝はがっちりと固定され、不自由な生活が始まりました。そしてMRI検査を経て降りた診断は「前十字靱帯断裂」という、厳しいもの。正常性バイアスは容赦なく打ち砕かれてしまいました。
さて、今回とても象徴的なことがありました。保険です。朝センターハウスに入ったとき、ふと目にとまったのが、1日200円の掛け捨てスキー保険。ふだんならそのままやり過ごすところですが、この日ばかりは違っていました。
「うっかり人にぶつかって怪我をさせてしまったら大変だしな。
ここはひとつ、保険にでも入っておくか」
わけもなくこんなことを思い、リフト券売り場が開くまでの待ち時間を使ってぱぱっと手続きしたのです。結果はこの通りでして、初めて入った当日保険が早速役に立つという、見ようによってはものすごく要領のいいことになっているのです。なんだか、保険会社のCMに使えそうな話ですよね。「保険は人のためならず!」ってなことで。
怪我から2週間も過ぎ、装具もとれました。手術の日程も来月末に決まり、リハビリに励んでいるところです。この手術、きちんと動くようになっていないとできないという、パラドックスに満ちたものなのですね。その後、保険請求の手続きが待っているのですが、こういうのも行政書士としては業務に近いところにあるわけで、ひとつ経験を積めたということで「ラッキー!」と思っておくことにします。
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