4月17日、先日報告した名古屋デザイン&テクノロジー専門学校様に続き、代表山田の名古屋工学院専門学校様での授業がスタートしました。
山田にとって、こちらは教員としての古巣。また教員だった時に担当していた科目を、講師になってからもそのまま担当しているので、とても多い授業数になっています。実のところ、これでようやく「今年度スタート!」と実感しているところです。
対象になるのは、ゲームとCGのクリエイターを目指す学科の3・4年生。そして科目は、「著作権」「ディレクション」「ビジネス論」の3つ。自分的なイチオシは当然著作権…かというとそうでもなくて、むしろ積極的なウリはビジネス論。これは法律とファイナンスを扱う科目で、金融市場や投資、財務諸表といったものまでカバーしています。創作系の専門学校の通年授業としては、おそらく全国唯一でしょう。4年制は将来プロデューサーを目指したり起業したりといったことまでカバーする学科なので、こういう科目も用意されているのです。
加えて、もう一つの理由があります。ゲーム・CGの学科とはいえ、3年ともなると既に志望を変えている学生が多く、「プロになるんだろ!?」ではモチベーションを高めることができません。そこで「10年後に役に立つ授業」として、この科目の存在意義があるのです。どんな会社であれ、ポジションを上に進めていくためには、法律と財務の知識が重要です。専門学校といえども、4年コースであれば、大卒と同等であることが求められます。これはゲーム会社であろうとなかろうと同じ。高校までの授業ではここまではカバーされていませんし、口コミやSNSで得る表面的知識はときに有害です。週2回の授業だけで知識をカバーすることはできませんが、自ら学んでいくためのきっかけとしては、十分に役立つものだと思います。もっとも、最近は意識の高い学生も多くて、特に投資については現時点で興味津々だったりもするのですが。
と、書いていたら「お知らせ」の枠を超えてきてしまいました。いずれブログのほうで詳しく書きたいと思います。