10月1日、愛知工科大学様で、当事務所代表の山田が、講義を行いました。
同大学での講義は6月に引き続き、今年2回めとなります。受講されたのは、前回同様、情報メディア学科1年生の皆さんです。
今回のテーマは契約法。広い意味では、特商法や消費者契約法などの消費者保護法も含むことになりますが、民法を中心とした内容を講じました。
昨今の若者は、起業や投資に強い関心を持っていることが多いです。ただ、会社を作ってビジネスを始めるというのは「大冒険」なのに、若い人の関心はもっぱら技術や開発の方にばかり向けられがちで、起業に伴うリスクに目が向けられていない場合があります。投資にしても、本質的にリスクをとってリターンを得る行為ですし、また残念なことに、世間には「非合法ではないけど非道徳」なビジネスというのも結構あります。弱者と見られてしまうと、容易にそのターゲットにされてしまうのです。
そのようなことから、基本法レベルの考え方をしっかり知っておくことが大事と思い、このような内容で行った次第です。
授業そのものは、二回目ということもあってか、前回感じた“硬さ”もなくて、楽しく進めることができました。ただその結果、余談部分につい時間を使いすぎてしまい、予定していた最後の章が「後はスライド読んでおいてね!」になってしまいました。申し訳ありませんでした。
ともあれ、複数の学校で通年の授業を(しかも結構なコマ数)担当している身ですが、このような臨時での授業はやはり新鮮です。来年度も、ぜひやっていきたいと思います。