先の日曜日(9月11日)、FP3級の試験を受けてきました。
FPとは、ファイナンシャル・プランナーの略。投資とか保険とか税金とか、お金にまつわる局面で顧客にアドバイスをするという仕事です。業務独占ではないので、別に資格を持っていなくてもすることはできますが、「技能士」制度の一つとして位置づけられており、それがいわゆる「FPx級試験(xには1~3の数字)」と呼ばれるものです。合格者は「x級ファイナンシャル・プランナー技能士」を名乗ることができる、名称独占資格となっています。
行政書士の専門分野は法律ですが、法的知識を高めたくて相談をしてくる顧客というのはいないわけで、解決すべきプロブレムというのを皆さん持っています。その多くは、究極的にはお金と関わるもの。なので、FPが扱っているような内容は、行政書士にとっても必須になるはずなのです。
ただこうなると「なんで今頃受けてるの?」と言われてしまいそうですね。実は、これまで自分に関わるものだとは思っていなかったのです。なんとはなしに、銀行窓口担当者のような人のためにある資格だと思いこんでしまっていたのですね。実際の内容を知り、これはぜひとも取得しておこうと思い立ちました。資格検定の世界では「いばっていいのは2級から」という不文律があり、本当は2級を受けたかったのですが、受験資格として3級を持っている必要があったので、そこからのスタートとなりました。
そんなわけで無事3級は終わったわけですが(もちろんまだ合否は出ていないので、これで落ちていたら大笑いなんですが)、予定してたように引き続き2級に挑むのかというと、実はまだ未定です。
やってみてわかったのは、合格するための勉強は、テーマの本質的な勉強とは別にあるということ。試験だけのために対策しなければならない部分というのがあり、それをしないことには(たぶん)どんな試験も合格できないのです。でも、そもそも私が受けようと思ったのは、行政書士としての本来業務に役立てるためですから、使える時間は余計なところに割きたくないという気持ちがあります。
FP試験は年3回。なので、結論を急ぐ必要はありません。もっとも、受かろうと思ったら、ちゃんと勉強を始めていないといけないわけですが。
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